こんにちは、暖淡堂です。
「行錄」の5回目です。
臨済は徳山と短いやり取りをします。
それはどのようなものになったでしょうか。
臨済録の原文全文は以下のリンクからご確認ください。
師侍立德山次、山云、今日困。
師が徳山のそばに立っていると、徳山が言った、今日は疲れた、と。
師云、這老漢寐語作什麼。
師は言った、この老人は寝言でなにかを言ったぞ、と。
山便打。
徳山はすぐに打った。
師掀倒繩床。
師は坐禅用の椅子をひっくり返した。
山便休。
徳山はそこでやめた。
徳山は坐禅を終えて、疲れた、と言ったのでしょうか。
それを聞いた臨済は、徳山がなにか寝言で言ったぞ、と返します。
徳山は臨済を打ちます。
臨済は徳山が腰を下ろしていた坐禅用の椅子をひっくり返します。
徳山は、その時、一緒にひっくり返ったのかもしれません。
そのまま徳山は居眠りでも始めたのでしょうか。
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「臨済録」現代語訳は、全文の推敲を終えたら関連する地図、臨済の生きた時代の年表などと合わせて書籍にする予定です。
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