十八史略での女媧 乱れた天地を修復した王

2022-11-25

古典

 

こんにちは、暖淡堂です。

十八史略原文のデータ化を進めています。

当サイトのリンク先のページでご確認ください。


十八史略 目次

十八史略 巻一


前回は伏犧ふつぎを紹介しました。今回は女媧じょかのことについて書こうと思います。

女媧は挿絵にあるように、身体が蛇、その上に女の人の頭がついています。

伏犧も同じような姿をしていました。



蕭雲从による女媧補天の挿絵。


この女媧は伏犧と夫婦であったとも伝えられています。

女媧と伏羲の結婚が、人々の婚姻の始まりとも考えられています。

ただ、十八史略にはそのような記述はありません。

後の人たちが考えた、女媧と伏羲に関する伝説でしょう。

女媧は楽器の笙を作ったといわれています。


また、共工氏と祝融氏が争って天地がめちゃめちゃになってしまったので、それを修復しました。

五色の石を練り合わせて天の欠けたところを直し、ごうという大亀の足を切って、その足を大地の四隅に立て、また葦を燃やした後の灰を使って洪水を堰き止めました。

その結果、天地は安定を取り戻しましたが、その時に古いものを改めるということはしなかったようです。


女媧氏から風姓の王が十五代続きました。

その後に姜姓の炎帝神農氏が王になります。


そのあたりはまた次回以降に。

引き続きよろしくお願いします。

 

十八史略データ化の進捗は以下のリンクからご参照ください。

十八史略巻一
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