大地は亀の足で支えられている 伝説の鰲(ごう)という生き物 十八史略から

2022-12-02

古典

断鰲足以立四極

 

こんにちは、暖淡堂です。

十八史略の原文データ化を進めています。 

三皇の太昊伏羲氏の後に王となった女媧の箇所に、次のような文章があります。


(原文)断鰲足以立四極

(書き下し文)鰲の足を断ちて以って四極を立て 

 

女媧の時代、共工氏が祝融氏と争いますが勝てません。

怒った共工氏は世の中をめちゃくちゃに壊してしまいます。


壊れてしまった世の中を、女媧氏が修復します。

傾いてしまった大地を、ごうの足を切って四隅の柱とすることで安定させます。


ここに出てくる鰲とは、空想上の動物で、大亀のことです。 

その足が、天地を支える柱になるほどの大きな亀だったというのですね。


画像がありました。

共有します。


ちょっと「アンギラス」っぽいですね。(わかるかな?) 

 

 File:太和殿丹陛西側銅鰲.JPG 

 

十八史略の原文データ化の進捗は以下のリンク、または本ブログのリンク一覧からご確認ください。

散木の小屋:十八史略巻一 太古 〔天皇氏〕以木徳王。歳起摂提。無為而化。兄弟十二人、各一萬八千歳。〔地皇氏〕以火徳王。兄弟十二人、各一萬八千歳。〔人皇氏〕兄弟九人、分長九州。凡一百五十世、合四萬五千六百年。人皇以後、有曰有巣氏、食木實。至燧人氏、始鑽燧、教人火食。在書契以前、年代・國都不可攷。…

  

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