勘辨(6)「明頭來、明頭打、暗頭來、暗頭打」(明で来たなら、明で打ち、暗で来たなら、暗で打ち)「臨済録」より

2023-06-12

古典 臨済録

臨済録中の普化のエピソード

 

こんにちは、暖淡堂です。

「勘辨」の6回目です。

普化は日々、街中で人々に説いていました。

どのようなことを言っていたでしょうか。

それに対し、臨済はどのように思っていたでしょうか。



臨済録の原文全文は以下のリンクからご確認ください。 

「喝!!」の声が戦乱と混沌の世に響いた 臨済の生きた時代


  

因普化、常於街市搖鈴云、明頭來、明頭打、暗頭來、暗頭打、四方八面來、旋風打、虛空來、連架打。

この普化、常に市街に出て鈴を鳴らしながら、明で来たなら、明で打ち、暗で来たなら、暗で打ち、四方八面で来たなら、旋風のごとく打ち、虛空で来たなら、連架(唐竿)で打つ、と言っていた。


師令侍者去、纔見如是道、便把住云、總不與麼來時如何。

師は侍者に命じてその場に行かせ、普化がそのようにしてるところをつかまえて、まったくそのどれでもないもので来たらどうする、と問わせた。


普化托開云、來日大悲院裡有齋。

普化は侍者を振り払って、明日大悲院で斎事があるのだ、と言った。


侍者回、舉似師。

侍者は帰ってきて、師にこのことを報告した。


師云、我從來疑著這漢。

師は言った、私はかねてから、あれはただの男ではないと思っていたのだ、と。



 

街中で話している普化のところに、臨済は従者を行かせます。

そして普化を掴まえて、問わせます。

それに対する普化の答えは、やはり何ものにも囚われないところからの言葉でした。

これを伝え聞いた臨済は、普化の存在が、自分自身の禅に欠かせないものであることを、改めて知ったのかもしれません。


*****


「臨済録」現代語訳は、全文の推敲を終えたら関連する地図、臨済の生きた時代の年表などと合わせて書籍にする予定です。

 

臨済録原文全文リンク

 

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