勘辨(14)「普便喝。師乃打。」(楽普はそこで一喝した。師はすぐに打った。)「臨済録」より

2023-06-22

古典 臨済録

普便喝。師乃打。

 

こんにちは、暖淡堂です。

「勘辨」の14回目です。

臨済は楽普と言葉を交わします。

この短い対話は、何を私たちに伝えようとするでしょうか。



臨済録の原文全文は以下のリンクからご確認ください。 

「喝!!」の声が戦乱と混沌の世に響いた 臨済の生きた時代


  

師問樂普云、從上來、一人行棒、一人行喝。

師は楽普に問うて言った、従来、ある者は棒を用い、またある者は喝したものだ。


阿那箇親。

お前はいずれかを自らのものにしたか、と。


普云、總不親。

楽普は言った、どちらも自らのものになっていません、と。


師云、親處作麼生。

師は言った、自らのものとするにはどうしたらいいか、と。


普便喝。師乃打。

楽普はそこで一喝した。師はすぐに打った。


 

「ある者は棒を用い、またある者は喝したものだ。お前はいずれかを自らのものにしたか」

臨済の問いかけに、楽普はまだどちらも自らのものになっていないと答えます。

その次の瞬間、臨済と楽普は一棒と一喝を交わします。


この短い対話は、まるで剣術の立ち合いをみているようです。

一瞬の隙をうかがって、お互いが相手に打ち込みます。

楽普は一喝を、臨済は一棒を。


楽普はこのようにして日々鍛えられていたのでしょう。

同時に、臨済もまた、楽普の成長を確かめていたのかもしれません。

あるいは、臨済自身も、自らを鍛え続けていたとも思えます。


*****


「臨済録」現代語訳は、全文の推敲を終えたら関連する地図、臨済の生きた時代の年表などと合わせて書籍にする予定です。

 

臨済録原文全文リンク

 

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