こんにちは、暖淡堂です。
「十八史略卷一」の4回目です。
伝説の王、黄帝の部分になります。
十八史略(全卷)目次は以下のリンクからご確認ください。
黄帝軒轅氏
〔黄帝〕公孫姓、又曰姫姓。名軒轅、有熊國君少典子也。母見大電繞北斗樞星、感而生帝。炎帝世衰、諸侯相侵伐。軒轅乃習用干戈、以征不享。諸侯咸歸之。與炎帝戦于阪泉之野克之。蚩尤作亂。其人銅鐡額、能作大霧。軒轅作指南車、與蚩尤戦於涿鹿之野禽之。
〔黄帝〕黄帝は公孫を姓とする、または姫姓とも言われている。
名は軒轅(けんえん)、有熊國の君、少典の子であった。
黄帝の母は大きな電光が北斗七星の第一の星を囲むように光るのを見て、それに感じて帝を産んだ。
炎帝に続く世では徳が衰え、諸侯たちがお互いに侵略して戦うようになっていた。
軒轅はその間、干戈(タテとホコ)を用いて戦うことを習い、それで自分に従わない者たちを征伐した。
諸侯たちはそれを恐れて従った。
炎帝の一族と阪泉の野で戦い、勝った。
蚩尤(しゆう)も反乱を起こした。
蚩尤は銅鉄のように硬い額をしていて、濃霧を起こすことができた。
軒轅はいつも南を指す仕掛けのある指南車を作り、蚩尤と涿鹿の野で戦い、これを捕らえた。
黄帝は炎帝とそれに続く一族の王たちが治めていた天下を、武力で奪い取り、諸侯たちを従えます。
また蚩尤という異能の者と戦い、これを捕虜にします。
力で天下を取り、帝となった最初の人物が黄帝ということになりますね。
ちなみに、今回のお話の中に出てくる指南車とは以下のようなもののことです。
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