こんにちは、暖淡堂です。
「十八史略卷一」の5回目です。
伝説の黄帝の部分の続きになります。
十八史略(全卷)目次は以下のリンクからご確認ください。
遂代炎帝爲天子。土德王。以雲紀官、爲雲師。作舟車以済不通。得風后爲相、力牧爲将。受河圖。見日月星辰之象、始有星官之書。師大撓占斗建作甲子、容成造暦、隷首作算数。伶倫取嶰谷之竹、制十二律筩、以聴鳳鳴。雄鳴六、雌鳴六。以黄鍾之宮、生六律六呂、以候氣應、鑄十二鍾、以和五音。
ついに黄帝は炎帝とその子孫による統治を終えさせ、自ら天子となった。
黄帝は土徳の王であった。
雲を官職の呼び名としたので、官職を取りまとめる者を雲師といった。
舟や車を作って、交通のなかったところを行き来できるようにした。
風后という賢者を宰相にし、力牧を将軍とした。
黄帝は黄河の大魚から河圖を授かったともいわれる。
日、月、星辰の現象を見て、最初に天文について書き記した。
師大撓は北斗七星の回転を調べて十干・十二支を定めた。
容成は暦を作り、隷首は数を計算する方法を考え出した。
伶倫は嶰谷の竹を取り、十二律の筩を作ったところ、鳳鳴の鳴き声を聴いた。
雄の鳴き声が六、雌の鳴き声が六。
音階の基準である黄鍾の宮に基づいて、六律(陽声)六呂(陰声)を生じさせ、それに気象が応じるかを確かめた。
十二の鍾を鋳て、それで五音が調和するようにした。
この部分には、耳慣れない言葉がいくつも出てきます。
黄帝が黄河の大魚から授かった河圖(河図)と、音階の十二律についてはリンクをつけました。
それぞれご参照ください。
少しずつ勉強しながら現代語訳を進めたいと思います。
*****
暖淡堂書房では中国古典を翻訳した書籍を販売しております。
Kindleで試読も可能です。
是非、ご一読ください。
![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |

![]() | 新品価格 |



0 件のコメント:
コメントを投稿